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クリニックブログ

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巻き爪・陥入爪について

2017年6月4日

こんにちは、ぎなん皮ふ科クリニック 院長 伊藤秀明です。
本日は巻き爪・陥入爪についてお話ししたいと思います。
『ぎなんメディカルスクエア 開院までの道のりブログ』でも一度お話ししましたが、
巻き爪と陥入爪は同じ疾患ではありません。
陥入爪は指の肉に爪が食い込んでいる状態を指します。
巻き爪は湾曲して巻いている爪であり、指の肉に食い込んでいるかどうかは関係ありません。
陥入爪の中には
・巻いていていて食い込んでいる方、すなわち巻き爪・陥入爪どちらもある方
・巻いていないのに先端の角や横側が食い込んでいる方、すなわち陥入爪のみの方
がいらっしゃいます。このうち、受診をされる患者様が圧倒的に多いのは痛みを伴う『陥入爪』の要素がある患者様です。また、美容的観点を気にされて受診される方もいらっしゃいます。
治療は色々あります。
・肉を引っ張り爪に食い込まないようする『テーピング法』
・爪にクリップを引っかけ広げる『クリップ法』
・爪に穴をあけ弾性ワイヤーを挿入して外側へ広げる『ワイヤー法』
・フックのついたワイヤーで外側へ巻き広げる『3TO(VHO)法』
などがあります。
それでも効果が不十分で満足が得られないときには部分的に爪を抜いて一部爪が生えてこないように処理する手術などの手術も選択肢に入ってきます。
これらの爪の治療は私たち皮膚科医や整形外科の先生方が得意とする疾患です。
爪水虫を合併している方は皮膚科医なら同時に治療できます。
『ぎなん皮ふ科クリニック』では今までのワイヤー法の経験、3TO(VHO)のライセンス保持者としての治療経験、そして手術については陥入爪手術50例以上という経験を生かして爪のことでお悩みの患者様がいらっしゃれば予防法・対処法などをお伝えしたり、可能な限り多くの治療法の提示を行い満足のいく治療を提供するよう努めてまいります。まずは診察を受けたうえで気軽にご相談くださいね。