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クリニックブログ

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帯状疱疹🦠

2022年4月18日 カテゴリー:

こんにちは☺️

岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック🏥看護スタッフ熊谷です💫

本日は、帯状疱疹【たいじょうほうしん】についてお話しします。

帯状疱疹は当院でもよくみられる病気のひとつです。2030歳、60歳以上に多くみられ、80歳までに3人に1人が帯状疱疹を経験すると推計されているそうです。

小児期に水ぼうそうにかかるとそのウイルスは神経細胞に潜伏し続けます。それが疲労やストレス、ステロイド長期投与やHIV感染、悪性腫瘍、化学療法や放射線療法などの免疫能低下をきっかけに帯状疱疹の症状が出ます。

症状の特徴は、神経に沿って体の左右どちらか一方にチクチク、ピリピリとした痛みが起こります。

しばらくするとその部分が赤くなり透明な水ぶくれが集まってでき、初めて受診して帯状疱疹と診断される患者さんは「水ぶくれができた」と受診される方も多いです。

治療には抗ウイルス薬の服用や外用薬、鎮痛薬を使用します。

帯状疱疹を発症したきっかけが疲労やストレスであれば可能な限り体を休めて睡眠をとりましょう。

また一度帯状疱疹にかかるとうち数%は何度も繰り返すこともあるそうです。症状の予兆に気付くようになり「皮膚がムズムズしだした」と言って受診される患者さまもおられます。

そうなると早めの抗ウイルス薬の服用も有効なのでお薬の処方を受けることもお勧めです。

よく生活上の注意点について尋ねられます。水ぼうそうにかかったことのない小さなお子さんや妊婦さんには接触しないようにしましょう。