ご両親にとって、お子さまのことはご自身のことより心配で、不安や悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。当院では小児の皮膚疾患の治療にも力を入れています。
お子さまの皮膚について、下記のように気になることがあれば
当院にお気軽にご相談ください。
- 食後に発疹が出てきたけど食物アレルギー?
- 生まれつき、あざやホクロがあるけど、これって大丈夫なの?
- うちの子、湿疹がよく出るけど、もしかしてアトピー性皮膚炎?
- 発熱とともに発疹が出てきたけど、放っておいて大丈夫なの?
主な診療内容
アトピー性皮膚炎
一般的にアトピー性皮膚炎は薬などで簡単に治すことはできません。ただ、アトピー性皮膚炎のお子さまの中には病勢をうまくコントロールしていると自然に軽快する(治る)こともあります。当院では信頼関係を築けるようにしっかりとした説明を行い、ご要望に沿った形で治療方針を立て、積極的に治療に臨んでいただけるよう心がけています。
イボ
パピローマウイルスというウイルスによる手や足によくできるいわゆる「イボ」は、放置すると他の部位や家族にうつしてしまう可能性があります。当院ではできるだけ痛みの少ないクライオプロによる液体窒素冷凍凝固治療のほか、レーザーによるイボの治療(保険適応のレーザーもあります)も行っています。
水イボ
ポックスウイルス科のウイルスにより、体中に水っぽいポツポツができるいわゆる「水イボ」は、小児に圧倒的に多い症状です。放置しても治る可能性が高いですが、兄弟姉妹にうつしてしまうことも。また、各務原市・岐阜市・岐南町・笠松町などの岐阜南部地域でも水イボがあるお子さんがプールに入ることを禁止している小学校・幼稚園・保育園もあります。ペンレスという麻酔テープを貼ってから処置することも可能(保険適応)ですので、摘除を希望される方は医師にご相談ください。
食物アレルギー
詳しい問診と採血などで診断をつけ、適切な治療と生活指導を行います。当院では安全性の観点から食物負荷試験は行っておりませんが、ご希望の患者さまには各務原市・岐阜市・羽島郡など近隣の連携病院などをご紹介します。遅延型フードアレルギー検査も行っております。(自費)
あざ
一般的に生まれつきのものが多いですが、生後しばらくして出てくるものもあります。血管の拡張・増殖によりできる赤色のあざ(血管腫)や、メラニン色素の異常による青色、茶色、黒色のあざなどがあり、原因や種類はさまざまです。扁平母斑・太田母斑・異所性蒙古斑・血管腫などは保険適応でレーザー治療可能です。
主な検査
エコー
主に皮膚の下にあるできものの診断に使用します。手術前に血管の走行などを確認することにより安全に手術を行うことができます。
ダーマスコープ
お子さまのしみやホクロなどの色のついた病変をガンでないかどうか診断するのに使用します。
食物アレルギー採血検査
採血により食物などのさまざまなものへのアレルギーを診断します。結果は1週間程度後にわかります。生活指導なども含めて丁寧に説明させていただきます。
主な治療機器
Qスイッチルビーレーザー
しみ・あざの治療のゴールドスタンダード機器です。当院導入のThe Ruby nano_Qは承認機であり、太田母斑・扁平母斑・異所性蒙古斑・外傷性刺青は保険適応です。
クライオプロ
手足のウイルス性イボを凍結して治療するときなどに使用します。従来の綿棒を使用した治療より短時間で確実に治療できます。