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クリニックブログ

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口唇ヘルペス

2019年10月27日

こんにちは😉

岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック、看護部の早川です✨

  本日は、口唇ヘルペスについてお話しさせていただきます。

⭐︎口唇ヘルペスとは⭐︎

口唇ヘルペスは、風邪や発熱などの免疫機能の低下などによって、唇の周りに痛みを伴う水ぶくれができる病気です。

感染力が強い「単純ヘルペスウイルス」に感染することで発症します。

一度感染すると症状がなくなった後も生涯にわたって神経細胞に住み着き、免疫機能が低下するとウイルスが活発化し再発を繰り返すのが特徴です。

初期に再発部位の皮膚にピリピリ、チクチクとした違和感や、かゆみ、痛痒さなどの自覚症状を感じます。

その後、数時間で自覚症状を感じた部位が赤く腫れます。症状が現れてから2~3日で赤く腫れた部位に水ぶくれができます。

1~2週間程度で水ぶくれは、だんだんと乾きはじめ、かさぶたになり治癒します。

 

⭐︎再発する原因⭐︎

口唇ヘルペスの場合、発熱、疲労、ストレス、月経、紫外線などの刺激で体の抵抗力が落ちると、再活性化され、増殖したウイルスは神経細胞を通って、唇やその周りに移動し、口唇ヘルペスが再発します。

今のところウイルスを抹殺する方法はなく、ウイルスの活動を抑えて生活することが重要です。

 

⭐︎口唇ヘルペスの注意点⭐︎

口唇ヘルペスにかかった場合は、患部を清潔に保ち、早期に対処することが大切です。

またヘルペスウイルスは、人と接触することで感染します。

 

◎症状が出ていない時◎

●栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠、適度な運動で疲れやストレスをためない。

●疲れている時や体調がすぐれない時は、強い紫外線を浴びる屋外のレジャーは避ける。

●くちびるやその周りにピリピリ、チクチクとするような違和感やかゆみなどの症状が出たら、出来るだけ早く受診しましょう。

 

◎症状が出ている時◎

●水ぶくれに触れたら、石けんを使って手をきれいに洗う。

●タオルやコップは共用しない。

●かさぶたは取らない。

●赤ちゃんとの接触は、感染した時に重い症状を引き起こすおそれがあるので、避けましょう。

 

特に症状が出ている時期は、ウイルスを大量に放出しているため、ヘルペスウイルスに免疫がない人や、免疫があっても抵抗力が落ちている人はヘルペスに感染する確率が高くなります。

ですから、人にうつさないように気をつけましょう。