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クリニックブログ

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2024年12月のブログ記事

尋常性疣贅について

2024年12月12日 カテゴリー:

岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック看護師の荻山です☺️

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することでできるウイルス性のイボです。

尋常性疣贅の特徴

形状

円形または不規則

明るい灰色、黄色、褐色、または灰黒色

大きさ

直径が約1センチメートル未満のものがほとんど

場所

手足、膝、顔面、指、肘など、けがをしやすい場所によくできる

症状

通常は痛みやかゆみなどはありません

感染経路

公衆浴場の脱衣所やプールサイド、家庭内感染など

尋常性疣贅は、自然治癒することもありますが、2ヶ月で23%、3ヶ月で30%、2年で70%前後が自然治癒したという報告があります。

また、医療機関では、液体窒素で凍らせて除去する「凍結療法」や、電気で焼き切る「電気焼灼法」などの治療法があります。ただし、1回の治療で完治することは少なく、複数回の治療が必要になります。

尋常性疣贅と似たようなイボの病気として、軟性繊維種、老人性角化症、スキンタグなどがあります。また、水イボはポックスウィルスという名前のウイルスが原因で、イボよりもぷっくりと水々しい盛り上がりのあるブツブツのことが多いです。

イボかな?と思ったら一度診察にお越しください🏥