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クリニックブログ

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ADM

2022年2月27日 カテゴリー:

こんにちは🪴

岐阜市や各務原市から近い岐南町にある

一般皮ふ科、小児皮ふ科、美容皮ふ科の

岐南皮ふ科クリニック

看護スタッフ谷腰です

先日、私はずっと頬にシミだと思っていた点々としたものを、院長に診察してもらったら、シミではなく「ADM」だねと言われました。

私もこのクリニックに勤めるまで、ADMというものを知りませんでした🙉

そこで、ADM(エーディーエム)について紹介します。

ADMとは

後天性真皮メラノサイトーシス、または遅発性太田母斑様色素斑と呼ばれます。

シミではなく、アザの一種です。

1030代の成人に好発しますが、特に20代に発症のピークがあるそうです。

その後、自然に消えることはなく、治療しなければ残り続けます。

原因はまだ定かにはなっていませんが、胎児期に未熟なメラノサイトが遺伝的な要因で真皮に残り、紫外線、女性ホルモン、物理的な刺激(摩擦や化粧など)でメラノサイトが成熟し、成人してからメラニンとなることでADMが発症するのではないかといわれています。また世界の中でも、アジア系の女性にも多いともいわれています。

特徴は、数ミリほどの小さな斑が頬や鼻付近に、左右対称に点々とできます。シミは茶色が多いですが、ADMは灰色(グレー)や青みがかったような色が特徴です。

これはシミとは異なり、上記のとおり「後天性真皮メラノサイトーシス」という病名がつきます。そのため保険適応での治療となります。(病名といっても悪性でなく、命に関わる病気ではありません🙆‍♀️)

治療法として、当院にもありますQスイッチルビーレーザーが第一選択となります。

これは病変(アザ)の部位が深いところにあるため、例えばシミに対してのフォトフェイシャルや肝斑などのレーザートーニング、美容液などは無効ですのでお気をつけください。

もし、シミかな?何だろう?と悩んでいらっしゃる方おりましたら、気兼ねなく診察またカウンセリングにお越しくださいね。