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クリニックブログ

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イボに対する液体窒素療法

2021年5月19日

こんにちは🌼

岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック

看護スタッフの朝岡です🎀

本日は尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)/うつるイボに対する「液体窒素療法」について説明させていただきます。

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、皮膚にヒトパピローマウイルスが感染して生じる「ウイルス性イボ」のことを指します。感染力を有する成熟ウイルスは、微小な外傷から侵入して分裂能を有する基底細胞に感染すると考えられています。外観は皮膚から盛り上がった病変であり、足の裏や手の指などに多くみられます。他の皮膚に感染が広がる恐れがあるので、治療する必要があります。

液体窒素療法は、尋常性疣贅のメインの治療法で、2〜3週間に1回のクリニックでの処置となります。

マイナス196℃にも達する超低温の液体を患部に噴射し、皮膚表面の異常組織を壊死させます。壊死した異常組織の下の皮膚が細胞分裂をはじめるため、新たな皮膚が再生してきます。基底細胞(表皮の一番奥にある層)に感染しているウイルス(つまり〝イボ〟の芯)を徐々に上へ押し上げイボの原因を絶ちます。

イボの下の水疱は、早ければ数時間後から、遅くとも翌日には生じます。水疱が出来ないと、治療効果が低くなります。

水疱がカサブタになり、カサブタがとれて、イボが残っていなければ治療は終了です。

カサブタが残っていればカミソリで再度削り、その下にイボが残っていれば、再度冷凍凝固を行います。

☝🏻凍結療法の利点・欠点

  ⭕️利点

       ・保険の適応です。

       ・治療が簡単で、何度でもくり返す

   ことができます。

       ・小児でも治療できます。

       ・凍結によりイボを含む組織を壊死

   させる直接的な効果があります。

      ❌欠点

       ・治療中、治療後に痛みがあります。

       ・液体窒素を押し当てる強さや時間

   によって効果に差が出ます。

       ・大きな水ぶくれができると、

   生活に支障を生じるととがあります。

       ・強く治療しすぎると、瘢痕になる

   可能性があります。

⚠️一度でイボがすべてとれることはまれで、数回続ける必要があります。

⚠️保険治療だけでは治癒までの期間が長いものも、レーザーなどの治療を組み合わせて行うことで、治療期間が短縮できることもあります。

 🌟当院では、なるべく少ない回数での治癒を目指していますが、痛みを伴う治療であるため、日常生活に支障が生じることがあります。患者様のライフスタイルを考慮し治療をさせていただきますので、ご相談下さい🌷

また、Instagramにも治療経過の写真を載せていますので、参考になさって下さい🌷