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クリニックブログ

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2022年1月のブログ記事

保湿剤のタイプ

2022年1月10日 カテゴリー:

こんにちは!

岐阜市や各務原市から近い岐南町にある、一般皮ふ科、小児皮ふ科、美容皮ふ科の岐南皮ふ科クリニック

看護スタッフ谷腰です

冬は保湿剤が手放せませんよね❄️

保湿剤には、

・使用部位の血行の促進や改善

・血行障害による炎症の軽減

・皮膚の保湿作用

という効果があります🌼

保湿剤には様々なタイプがあります。どれを選んでいいのか分からないという方に少しでも参考になれば嬉しいです。

◯軟膏タイプ

)プロペト、白色ワセリン

刺激性が少なく、保湿性に優れています。水分の蒸発を防ぐ効果があり、例えば入浴の直後など、皮膚が水分を多く含んでいるときに塗ると効果的です。最も刺激が少ないため、唇の荒れや、赤ちゃんの肌荒れにも塗ることができます。保湿に優れる分、少しテカテカします。

◯クリームタイプ

)ヒルドイドソフト

軟膏と比べるとべとつかず、塗りやすいです。軟膏とローションの中間にあたります。軟膏ではべたつき、ローションでは保湿が改善されない方におすすめです。

ただ刺激性があるため、びらんなどには向きません。手足などの乾燥におすすめ。

◯ローションタイプ

)ヒルドイドローション

乳液のような触り心地で、伸びもいいです。お顔や頭皮にも塗ることができます。ベタつきが苦手な方、夏にも使いたい方におすすめです。水で流されやすいので、こまめに塗ることをおすすめします。

◯スプレータイプ

)ヒルドイドスプレー、ヒルドイドフォーム

化粧水のように霧状で出てくるものと、泡ででてくるものがあります。肌に付くと徐々に液状となり、またサラッとして伸びも良いため全身に塗る時、お顔などにおすすめです。自然に肌になじむため、子どもでも簡単に塗ることができます。

このように、保湿剤には様々な種類があります。

当院では上記のすべての種類を取り扱っております。それぞれ特性がありますので、何を使って良いのか分からない方、診察でご相談頂いても構いません😊。皮膚の乾燥で受診される方は少なくありません。ぜひお待ちしています。

また使いながら好きなタイプを見つけてみてくださいね🌱

インナードライ①

2022年1月6日

こんにちは☺️

岐阜の岐南町にある

ぎなんメディカルスクエア

ぎなん皮ふ科クリニック 事務の奥です😊

今回はインナードライについてです!

下の3つに心当たりある方は意外にも

インナードライの方だったりします😭😭

  • Tゾーンはベタつくのに、頬や口まわりがカサカサしている
  • うるおって見えるのに、メイクノリが悪い
  • あぶらとり紙でこまめに拭いているのにテカる

・ニキビケアを続けているのに、治らない

そもそもインナードライとは!

肌の表面は油分でベタついているのに、

内側は乾燥している状態。

水分と油分のバランスが崩れて、

バリア機能が低下している状態です! また、ベタつきとカサつきという

両極端な状態であるため、

肌質をコントロールしにくいのが特徴です🙋‍♀️

インナードライ肌は、どのようにして起こってしまうのか

説明していきます☺️

そのメカニズムをお話する前に、

まずは、皮膚の構造について簡単に触れていきます!

私たちの皮膚は

  • 表皮
  • 真皮
  • 皮下組織

3つに分類されます。

もっとも外側にあるのが「表皮」。 この表皮には、水分保持や外部からの

異物の侵入を防ぐ、バリア機能があります。

インナードライ肌はバリア機能が低下して、水分が蒸発。 その蒸発を防ごうと、過剰に皮脂を分泌させて、

皮脂膜で覆うようにしてしまうのです。

皮脂膜は健やかな肌にも存在しますが、

インナードライは過剰な皮脂量。

こうして内側がカラカラ、外側がベタベタの

「インナードライ」の状態が出来上がってしまうのです😭😭

そして、インナードライと間違えやすいのが"脂性肌" どちらも同じようにベタつきがあります。

しかし脂性肌は、水分も皮脂も多い状態。 思春期から20代前半に多くみられます。

Tゾーンだけでなく、頬やあごもテカることがあり

ニキビ、毛穴のつまり、毛穴の開きなどの

肌トラブルがみられることもあります🥺

一方、インナードライは同じく皮脂は多いものの、

水分は少ない状態🙅‍♀️ 部分的な差が大きくTゾーンは脂っぽく、

頬や口周りなどのUゾーンはカサつく傾向にあります。

また、乾燥肌との違いは、

乾燥肌は、水分も油分も不足した状態

一日中カサつきがあり、荒れやすい肌です。 インナードライと同じく水分は不足していますが、

油分も不足しているのでベタつきはありません🙅‍♀️

そのため、継続的に水分と油分を

バランスよく与えていくことが大切です。

一方インナードライは、日中になると

過剰な皮脂分泌によりベタつきを感じます。

一日を通して、ベタつきが気になる時間、

カサつきが気になる時間があります。

脂性肌と乾燥肌とインナードライの違いが

なんとなくでも分かったところでの見分け方ですが、

簡単にセルフチェックできるので試しに

やってみてください(^^)

セルフチェックで確認できる方法は"洗顔"です🧽

  1. いつもどおりの洗顔をする
  2. タオルで水分を拭き取り、スキンケアをしないで15分ほど放置する

これで、TゾーンがベタついてUゾーンが

乾燥してきたら、インナードライの可能性大!

肌トラブルや肌老化を招く前に、

インナードライに適したスキンケアや

生活習慣を取り入れていきましょう。

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