滅菌について
こんにちは、ぎなん皮ふ科クリニック院長 伊藤秀明です。
本日はピンセットのような処置器具や手術の際に使用する器具の滅菌についてお話しさせていただきます。
滅菌器はクラスN・クラスS・クラスBの3つのクラスに分類されます。
クラスN・・・一般的な滅菌方法で、包装されていない器具の滅菌に使用されます。滅菌後すぐ使用しなければ汚染されていってしまいまうデメリットがあります。
クラスS・・・クラスNに加えて特定の器具の滅菌も行える高度な滅菌器です。
クラスB・・・大型の高圧蒸気滅菌器の規格に準拠した最も高性能な滅菌器。このクラスが現在最も高いクラスであり、世界で最も厳しいヨーロッパの滅菌基準です。
歯科では最近、クラスB準拠の滅菌器を導入するクリニックも徐々に増えてきているそうで、
なな歯科クリニックももちろん導入するとのことですが、値段が通常の滅菌器の倍以上するため医科では導入しているのは病院が多く、クリニックでは手術を行っている眼科のクリニックさんでは導入しているところもあるそうですが皮膚科ではめったにないそうです。
ぎなん皮ふ科クリニックでは、なな歯科クリニックとの連携というメリットを生かして
ヒルソン・デック社製のEN13060 クラスB準拠の滅菌器を使用して滅菌を行います。
当院では最新の医療機器を導入するだけでなく、皮膚科専門のクリニックとして肌にとって安全な消毒・滅菌を行い、患者様に安心して医療を受けていただけるような体制をとってまいります。