紹介状について
ぎなん皮ふ科クリニック 院長 伊藤秀明です。
節分も過ぎ、受験シーズン真っ盛りとなってきましたね。
これから大きく羽ばたく皆さんにとってこの冬がいい思い出に変わることを願っています。
また、これから高校・大学などを卒業して社会人となる皆様にはご活躍を願っております。
先日、各務原市の患者様で他府県へ進学するので紹介状を作成を希望される患者さんがみえました。
当院では、日本皮膚科学会が推奨する一般的かつ標準的な皮膚科治療を提供しています。
エビデンス(根拠)のない民間療法も行っておりませんし、どんな治療を行ったのか説明がしやすいです。
治療の引継ぎをスムーズにしたり重複検査で負担をかけないために紹介状の作成は必須と思います。
経過の長い方はお時間をいただくことがありますが、紹介状をご希望の際には遠慮せず申し出てください。
また、紹介先については引っ越し先の近隣にどういった皮膚科があるかわからないという声を耳にします。
その際にはこちらを参考に探してみてくださいね。
https://www.dermatol.or.jp/modules/spMap/
こちらには日本皮膚科学会に所属してしっかりした研修を最低5年受けて
皮膚科の基礎的な知識を身に着けた上で筆頭論文と学会発表を一定数積み上げ、
さらに合格率70%台の専門医試験に合格した皮膚科専門医がいる病院やクリニックが挙げられています。
厚労省の発表では日本国内で現在15000以上もの医療機関が皮膚科を標榜していますが
実際の皮膚科専門医数は約6000名で、病院などには1つの医療機関に何人も専門医がいることを考えると、
最低限の標準的な医療が提供できる「皮膚科専門医のいる皮膚科」の医療機関は、
「皮膚科」の看板を掲げている中で約3割しか存在しないと言われています。
専門医=いい医師とは限りませんが一つの参考にしていただければ幸いと思います。
そして転居先などでもエビデンス(根拠)に基づいた標準的かつ
間違いのない皮膚科治療を受けていただきたいと願っています。