思春期ニキビと大人ニキビの違い
こんにちは!
岐南町にある、皮膚科、美容皮膚科
ぎなん皮膚科クリニックの看護スタッフ髙木です。
今回は思春期ニキビと大人ニキビの違いについて説明します。
ニキビができると皮脂を根こそぎ洗い流そうと
強いクレンジングや洗顔をすべきだと思われがちです。
しかし、大人ニキビは思春期のものとはちがい、
〝乾燥やストレスの増加、
睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ、
不規則で不摂生な日常生活、偏った食生活〟
などが原因だと考えられています。
また、バリア機能が低下しているため
炎症が長く続き、色素沈着などニキビ跡が残りやすくなります。
そのため、皮脂をとりすぎず、〝炎症を抑え保湿もできる〟
大人ニキビ用の化粧品を使ったケアが必要になってきます。
思春期ニキビ | 大人ニキビ | |
年齢 | 10代が中心 | 20代以降 |
場所 | Tゾーンが中心 ・鼻、おでこなど皮脂量が多い部分を中心に顔全体 ・オイリー肌にできることが多い | 顔の下半分が中心 ・頬、フェスライン、口まわり、あごなどの顔の下半分が中心 ・乾燥肌にできることが多い |
時期 | 春~夏(皮脂分泌が多い季節) | 季節を問わずいつでも |
原因 | ・過剰な皮脂分泌 | ストレスや不規則な生活、睡眠不足など生活のあらゆることが影響 ・体内バランスの乱れ・免疫力の低下・バリア機能の低下・古い角質の蓄積・肌の乾燥 |
対策 | 思春期ニキビ用化粧品やニキビ用治療薬 ・アクネ菌に働きかける・過剰な皮脂を取り除く・厚くなった炎症を抑える | 大人ニキビ用化粧品 ・炎症を抑える・十分な保湿ケア・皮脂をとりすぎない・厚くなった角層を柔らかくする |