火傷(やけど)について🔥
こんにちは☺️
岐阜の岐南町にある
ぎなんメディカルスクエア
ぎなん皮ふ科クリニック 事務の奥です☺️
今回は冬に起こる確率の高い
火傷と火傷した時の処置方法についてです◎
【火傷の分類とその深さ】
Ⅰ度熱傷:表皮のみの熱傷
見た目は赤みのみで、痕は残さず治癒する
浅達性Ⅱ度熱傷:水疱を形成
水疱底が赤色。通常 1~2 週間で治癒し、多くは痕を残さない。
深達性Ⅱ度熱傷:水疱を形成
水疱底が白色で貧血状を呈している。およそ 3~4 週間を要して治癒するが、痕となる可能性が大きい。
Ⅲ度熱傷:皮膚全層の壊死
白色または褐色となったり完全に皮膚が炭化した熱傷。治癒に 1~3 カ月以上を要し、手術が必要となる場合が多い
【救急外来受診が必要となるやけどのポイント】
①広範囲の場合(体表面積の10%以上・・その人の腕1本分程度)
②Ⅲ度熱傷(深いやけど)の場合
③落雷や化学熱傷などの特別なやけど
④気道(呼吸する際の通り道)のやけどの可能性がある
上記4つは、命に関わるやけどで
救急外来での緊急処置が必要とされる可能性が
あるためすぐに受診することをおすすめします!
【お家で出来る対処法】
1.洗浄
比較的軽傷のやけどの時は、傷から入るばい菌への対策が大切になります!
たっぷり15分間やけど部分を水道水などの流水で、
傷口に付着する菌を洗い流すようにします
2.医療機関受診
対処したら医療機関へ受診します
ここからは感染症対策と、
痕を残すことなく傷を治す治療を行います
特に、やけどの深さは判断が困難な場合が多いため
受傷当時はⅠ度だと思っても数日後から
水ぶくれが出てきたり、壊死(組織が腐ること)が
出てきたりすることがあります
もし、夜間や休日ですぐに受診ができない場合は、
流水で洗い流し、さらに石鹸を
しっかり泡立てて優しく洗い
市販のワセリンを塗ってガーゼで保護し、
翌日の診療を待ちましょう☑️
ワセリンはガーゼと傷口がくっつかないように
保護剤として使用する必要があります◎
水脹れになっている場合はラップで覆うようにし
キズパワーパッドの使用は控えましょう🙅♀️
(キズパワーパッドは密閉性が高く細菌が
増殖する恐れがあるため⚠️)
通常の火傷もですが、これからの時期
低温やけども多くなると思いますが、
低温やけどこそ見た目では分からない程
深い部分まで火傷している場合があるため
流水で冷やし応急処置をし、できる限り早めの
受診をおすすめします💁♀️