血管腫<けっかんしゅ>について
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こんにちは
岐阜市・各務原市からも近い
岐南町にある皮膚科、美容皮膚科
ぎなん皮ふ科クリニック
看護部・熊谷です。
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きょうは血管腫についてお話します。
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血管腫・・・けっかんしゅ
血管腫は血管が拡張したり増殖したりすることによってできる皮膚の赤い良性の腫瘍です。
血管腫には乳児血管腫(いちご状血管腫)、毛細血管奇形(単純性血管腫)などがありVビーム治療が選択されます。
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<いちご状血管腫>
新生児期に発症する良性腫瘍で生後数週間で最も急速に増大します。
7歳ごろまでに75%の人は消えるといわれています。
ただ色だけでなく、盛り上がりや肌のたるみ、肌の質感の違いが残る場合があります。
なるべく早期にレーザー治療を開始することもおすすめです。
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<単純性血管腫>
頭や首に境界明瞭な紅色~赤色斑が特徴です。
こちらは自然消退せず、加齢にともない色調が濃くなり肥厚、結節性病変を生じることもあります。
こちらも早期にレーザー治療を開始することがおすすめです。
また一見見た目が似ているもので、おでこ、眉間、まぶたの内側、人中など顔の正中部に生じるものはサーモンパッチ、うなじにみられるUnna母斑(ウンナぼはん)も単純性血管腫に分類されます。
こちらは経過観察します。
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症状によってレーザーの照射回数は異なりますが、治療を重ねることで徐々に血管腫が目立たなくなり色が薄くなってきます。
単純血管腫やいちご状血管腫は保険診療が適応となり3か月に1回レーザーを照射します。
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小さなお子さんに皮膚症状があり、消えるか心配されて来院されるご家族さんもいらっしゃいます。
当院では皮膚科専門医による診断と患者さん、ご家族さんの思いを聞きながら治療方針を決めていきます。
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気になる方はぜひ当院へご相談ください。
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