皮脂について 〜前半〜
こんにちは!
岐南町にある皮膚科、美容皮膚科
ぎなん皮膚科クリニック
看護スタッフ・コスメコンシェルジュの髙木です。
最近は台風の影響で大変な日々が続いていますね。
被害に遭われた方々や、不安な思いをされている方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
どうかご自身とご家族の安全を最優先に、無理せずお過ごしください。
雨の日が続く中で、肌のベタつきが気になる方も多いのではないでしょうか?
肌のベタつきや化粧くずれ、テカリなどの肌悩みの原因の一つに『皮脂』があげられます。
皮脂は肌のうるおいを保つためには欠かせない一方で、正しくお手入れしないと肌荒れしやすくなることもあります。
今回は前半で『皮脂について』、後半で『ベタつきがちな肌のお手入れ方法』についてお話ししたいと思います。
〜前半〜
皮脂について
私たちの皮膚の温度は、外気の影響を受けて変化します。
外気が4℃上昇すると、皮脂量は2倍になると言われています。
皮脂の分泌量と毛穴の大きさは比例するというデータもあります。
皮脂の分泌に影響を与える原因として、遺伝・年齢・性別・ホルモン・紫外線があります。
皮脂の分泌量は一般的に男性の方が多く、脂漏性皮膚炎と呼ばれる湿疹も男性のほうが多いと言われています。
女性は閉経をむかえると皮脂の分泌量が減りますが、男性では80代でも若い頃と同じ皮脂分泌量の人もいると言われています。
また、女性は排卵のタイミングで皮脂が増えることが多く、皮脂が詰まってタイムラグでニキビができやすくなります。
皮脂によるデメリットが目立ちますが、皮脂は肌の水分を保持する働きをしており、皮脂の分泌が少ないと肌が乾燥しやすくなります。
逆に皮脂が過剰に分泌されるとベタつきを感じやすくなるだけでなく、皮脂が酸化すると過酸化物質というものに変化してしまうため、肌に刺激を与えてしまうことがあります。
皮脂は肌のうるおいを保つために必要なものですが、多すぎても少なすぎても肌トラブルの原因になってしまいます。
次回は『ベタつきがちな肌のお手入れ方法』について後半のブログでお話ししたいと思います。
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