ベタつきがちな肌のお手入れ方法〜後半〜
〜後半〜
こんにちは!
岐南町にある皮膚科、美容皮膚科
ぎなん皮膚科クリニック
看護スタッフ・コスメコンシェルジュの髙木です。
前半でお話ししたように、皮脂はうるおいを保つ反面、刺激物質にも変化してしまうため、適切な肌のお手入れが大切になってきます。
朝は水やぬるま湯だけの洗顔で済ませる方もいらっしゃると思いますが、寝ている間にも皮脂は少しずつ酸化するため、非常に乾燥していたり過敏になっている場合以外は、朝も洗顔料で皮脂を洗い流すのがオススメです。
皮膚がカサつきがちな乾燥肌には、マイルドに洗浄できる“アミノ酸系洗浄成分”を配合した洗顔料を取り入れてみるのもオススメです。
乾燥するパーツとオイリーなパーツをあわせ持つ混合肌には、パーツごとでアイテムを使い分けたり、ケアする順番を工夫してみるのも一つです。
混合肌の方はTゾーンがオイリーになりやすいので、日々のクレンジングや洗顔ではTゾーンを中心に洗うようにするといいです。
湿度が高い時期は保湿ケアを敬遠しがちですが、過剰な皮脂や皮脂に含まれる不飽和脂肪酸という物質によって角層のバリア機能が低下していると肌が乾燥しやすくなることがあるため、保湿ケアも大切になってきます。
︎︎︎︎︎☑︎湿度が高い時期でも取り入れやすい成分が配合された化粧品アイテムとして、
・エタノール
・ビタミンC
・ヒアルロン酸
・セラミド
などがあります。
︎︎︎︎☑︎皮脂の分泌を抑制する成分としては
・レチノール
・ビタミンC
・ナイアシンアミド
・アゼライン酸
などがあります。
クリニックでは重症のニキビ患者さんに保険適応外で処方される薬としてイソトレチノイン内服があります。(※ビタミンAの内服薬。重篤な副作用に胎児奇形あり。)
皮脂腺を小さくする効果がある反面、乾燥しやすいです。
こちらは処方に注意が必要なお薬になるため、診察が必要です。
皮脂のお手入れとして紫外線対策も重要です。
紫外線は皮脂を酸化させ、酸化された皮脂はバリア機能の働きを弱めてしまいます。
肌トラブルにつながる前に、紫外線対策をしっかりしつつ、自分に合うアイテムを取り入れながら肌のお手入れができるといいですね☺️
自分の肌がどんな肌なのか、どんなアイテム選びをしたらいいのか迷われる方も多いと思うので、お気軽にスタッフにご相談下さい!