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クリニックブログ

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低温やけど

2025年1月15日

❄こんにちは❄

岐阜市、各務原市から近い

岐南町の皮膚科専門医による

皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック

看護スタッフの林です🌳

1月に入り、寒さが厳しくなりましたね🥺

本日は低温やけどについてお話します!

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⚪低温やけどとは?⚪

体温より少し高い温度(44~50℃程度)を

持つ物に皮膚が数分~数時間にわたって

接触することで起こるやけどのことです!

低温やけどは、

短時間の接触では痛みを感じないため、

自覚症状が現れにくいのが特徴です🥺

そのため、本人が気づかないうちに

皮膚の奥まで損傷していることが多く、

重症化しやすいとされています。

⚪原因⚪

✔湯たんぽ

✔カイロ

✔こたつ

✔電気毛布

✔電気カーペット

などなど

⚠️特に乳幼児や子ども、高齢者は

皮膚が薄いので、

これらを使用することで

低温やけどを起こすリスクが高くなるため、

注意が必要です。

他にも糖尿病などで痛みを感じる神経に

障害がある方は、

末端の痛覚が鈍くなっていることがあるため、

低温やけどを起こしやすいです。

⚪症状⚪

目に見えての症状は少なく皮膚がヒリヒリしたり、

赤み、痛み、水ぶくれなどです。

重症の方はその後、

血流の悪化とともに細胞の壊死が進み、

皮膚が黒くなることもあります💦

⚪対策⚪

✔カイロ

貼るカイロの場合、

皮膚に直接貼るのではなく

服の上に貼った状態で使用する!

✔湯たんぽ

お湯の温度が高い場合は

直接使用するのではなくタオルなどで

保護した状態で使用する!

ーーーーーーー

痛みや赤みがある早期であれば、

だいたい10~30分程度水道水などの流水を

直接患部にかけ、冷やしましょう😌

冷やすことで症状を抑えることができます!

その際水ぶくれがあれば、

なるべく破らないようにしましょう🥺

ただ冷やすことで皮膚への損傷が

抑えられるわけではありません。

また氷で冷やした場合、

皮膚の薄い高齢者や乳幼児は、

凍傷になることもあるため注意しましょう⚠️

重症化させないためにも

早めの皮膚科受診をおすすめします🏥