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クリニックブログ

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赤あざ(血管腫)

2025年2月28日

こんにちは✨

岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック看護師の大島です☺️

まだまだ寒い時期が続いてますね💦

体調管理には気をつけたいですね😢

今回は、赤あざ(血管腫)についてお話します!

《赤あざとは?》 

血管の異常で、血管が拡張したり増殖したりすることによってできる良性腫瘍で、『血管腫』とも呼ばれます。

あざが赤みがかかって見えるのは、血管中を流れるヘモグロビンが原因です。

血管腫によって拡大した血管が赤い色素をもつヘモグロビンにより、通常よりも肌に赤みがかかって見えます。

◎赤あざには種類があります☝️

『単純性血管腫』

生まれつきある平坦な赤あざで、境界線がはっきりしていることが特徴です 。

出生時からあり、大人になっても自然に消えることはなく、身体の成長にともない面積が大きくなります。

『いちご状血管腫(乳児血管腫)』

生まれて数日~数週間後から徐々に出現する、皮膚から盛り上がるタイプの赤あざです。

出現後は数カ月かけて急に大きくなるので、心配される親御さんが多い疾患です。

赤あざは6~12ヶ月かけて大きさのピークを迎え、その後5~10歳で自然消退するとも言われています。

発生部位も様々で、頭の毛の中にできるものもあれば、おなかにできるものもあります。

『老人性血管腫』

別名:さくらんぼ状血管腫、ルビースポットとも呼ばれます。

小さいいぼ状の血管腫で、平坦もしくはドーム状のもので、赤く光沢があり自然消退はしません。年齢とともに、増加するのが特徴です。

『くも状血管腫』

赤い小さい点を中心にくもの足のように放射状に血管が伸びる血管腫です 。

《治療方法》

赤あざにはおもに、レーザーの治療が行われます。

Vビーム(ロングパルスダイレーザー)は、血液中のヘモグロビンに反応しやすいレーザーで、異常な毛細血管のみを破壊できる治療機器です。

Vビームを複数回行うことで、改善をしていきます。

治療中は、輪ゴムで弾かれたような痛みがあります。

◎当院でも、Vビーム(ロングパルスダイレーザー)の機器を取り扱っております。

「これって赤あざ?血管腫?赤いイボみたいなのがある?」と思われましたら、お気軽にご相談ください💁🏼‍♀️

◎血管腫や赤あざの場合、Vビームの治療は保険適用で、レーザーの治療を行うことが可能です。