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クリニックブログ

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身体の粉吹きについて

2025年11月8日

こんにちは✨

岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による

皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック

事務の天野です😊

本日は身体の粉吹きについて説明します!

身体の「粉吹き」とは、皮膚が乾燥して角質が剥がれ、白く粉を吹いたように見える状態を指します。特に秋冬の乾燥した季節に多く見られる肌トラブルの一つです。

🧊 身体の粉吹きの原因

1. 乾燥(気温・湿度の低下)

  • 冬の空気は湿度が低く、肌の水分が蒸発しやすくなります。
  • 暖房の影響も加わり、皮脂・水分が不足 → 粉吹き状態に

2. 熱いお風呂・過度な洗浄

  • 熱すぎるお湯や、ゴシゴシ洗い、洗浄力の強い石けん・ボディソープは、肌のバリア機能を壊す
  • 結果的に皮膚が乾燥・刺激に弱くなり、粉吹きが悪化。

3. 衣類の摩擦

  • ウールやポリエステルなど刺激の強い素材が、乾燥した肌を擦って角質をはがす

4. 血行不良・代謝低下

  • 冷えや運動不足で肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が残って粉を吹きやすくなる。

🧴 身体の粉吹き対策

✅ 1. 入浴方法を見直す

項目

アドバイス

お湯の温度

3840℃のぬるめで短時間

洗い方

ゴシゴシこすらず、泡で優しくなで洗い

洗浄剤

保湿成分入り・弱酸性のボディソープ or 石けんフリー

✅ 2. 保湿ケアを徹底する(入浴後すぐ!)

  • 入浴後5分以内に保湿が鉄則。肌が乾く前にフタをする!
  • 乾燥がひどい場合は、以下のような保湿剤を部位別に使い分けるのも◎。

保湿剤

特徴・使い方

ボディミルク

さっぱりタイプ。軽い乾燥に

ボディクリーム

適度な油分で広範囲の粉吹きに◎

ワセリン・バーム

特に粉吹きがひどい部分(すね・肘など)に重ね塗り

おすすめ成分

  • セラミド
  • シアバター
  • スクワラン
  • 尿素(角質ケア目的なら。ただし傷がある場合は刺激になるので注意)

✅ 3. 服や生活環境も見直す

  • 肌にやさしい綿素材の下着・服を選ぶ
  • 加湿器で室内の湿度を保つ(理想は40~60%)
  • 乾燥しやすい脚・背中・腕は特に重点ケア
これからの時期に増えてくる症状だと思うので、しっかり対策して肌を守っていきましょう