身体の粉吹きについて
こんにちは✨
岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による
皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック
事務の天野です😊
本日は身体の粉吹きについて説明します!
身体の「粉吹き」とは、皮膚が乾燥して角質が剥がれ、白く粉を吹いたように見える状態を指します。特に秋冬の乾燥した季節に多く見られる肌トラブルの一つです。
🧊 身体の粉吹きの原因
1. 乾燥(気温・湿度の低下)
- 冬の空気は湿度が低く、肌の水分が蒸発しやすくなります。
- 暖房の影響も加わり、皮脂・水分が不足 → 粉吹き状態に。
2. 熱いお風呂・過度な洗浄
- 熱すぎるお湯や、ゴシゴシ洗い、洗浄力の強い石けん・ボディソープは、肌のバリア機能を壊す。
- 結果的に皮膚が乾燥・刺激に弱くなり、粉吹きが悪化。
3. 衣類の摩擦
- ウールやポリエステルなど刺激の強い素材が、乾燥した肌を擦って角質をはがす。
4. 血行不良・代謝低下
- 冷えや運動不足で肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が残って粉を吹きやすくなる。
🧴 身体の粉吹き対策
✅ 1. 入浴方法を見直す
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項目 |
アドバイス |
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お湯の温度 |
38〜40℃のぬるめで短時間 |
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洗い方 |
ゴシゴシこすらず、泡で優しくなで洗い |
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洗浄剤 |
保湿成分入り・弱酸性のボディソープ or 石けんフリー |
✅ 2. 保湿ケアを徹底する(入浴後すぐ!)
- 入浴後5分以内に保湿が鉄則。肌が乾く前にフタをする!
- 乾燥がひどい場合は、以下のような保湿剤を部位別に使い分けるのも◎。
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保湿剤 |
特徴・使い方 |
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ボディミルク |
さっぱりタイプ。軽い乾燥に |
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ボディクリーム |
適度な油分で広範囲の粉吹きに◎ |
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ワセリン・バーム |
特に粉吹きがひどい部分(すね・肘など)に重ね塗り |
おすすめ成分:
- セラミド
- シアバター
- スクワラン
- 尿素(角質ケア目的なら。ただし傷がある場合は刺激になるので注意)
✅ 3. 服や生活環境も見直す
- 肌にやさしい綿素材の下着・服を選ぶ
- 加湿器で室内の湿度を保つ(理想は40~60%)
- 乾燥しやすい脚・背中・腕は特に重点ケア




