2025年10月15日 カテゴリー: 保険
こんにちは🌿
岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック、看護スタッフの田代です😊
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老人性血管腫とは?放っておいて大丈夫?
今日は「老人性血管腫」についてのお話です。
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体に赤い小さな点やほくろのようなポツポツが増えてきた…そんな経験はありませんか?それは「老人性血管腫」と呼ばれる毛細血管が増殖してできた良性のできものかもしれません。
赤ホクロ、ルビースポット、チェリースポットなどと呼ばれています。
高齢者によく見られますが、20代の方に見られることも珍しくありません。1〜5ミリほどの赤い斑点が顔や胸・お腹・背中などに現れます。
加齢や紫外線、遺伝などが影響すると言われています。
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痛みやかゆみはほとんどなく、健康への悪影響もないため、そのまま放置して問題ないことがほとんどです。ただし、服や爪で引っかかって出血したり、見た目が気になるという理由で相談に来られる方もいます。
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老人性血管腫は自然に消えることはないため、見た目が気になる場合は治療を行う必要があります。当院ではVビームでのレーザー治療が可能です。

やってはいけない事は、自分で切ったり潰したりすることです。出血が止まらなかったり、ばい菌が入って炎症を起こしたり、跡が残ることもあります。
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気になる方は、一度ご相談ください💁🏻♀️
2025年10月7日 カテゴリー: 保険
こんにちは☀️
岐阜市、各務原市から近い岐南町にある
皮膚科、美容皮膚科の ぎなん皮ふ科クリニック
看護師の高須です🌛
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本日は、パッチテストについてお話させて頂きます。
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パッチテストは、化粧品や金属、洗剤などに含まれる特定の物質が、肌にアレルギー反応を引き起こすかどうかを調べる検査です。アレルギー性接触皮膚炎の原因物質(アレルゲン)を特定するために行われます。
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アレルギー性接触皮膚炎は、アレルゲンに触れることで、かゆみや赤み、ブツブツなどの炎症が起こる病気です。パッチテストでは、原因と考えられる物質を背中や腕の内側に貼り付け、時間ごとの肌の状態を観察することで、その物質に対するアレルギーの有無を診断します。
🟠パッチテストの進め方🟠
✅アレルゲンを貼る
病院で、アレルギーが疑われる複数の物質を染み込ませた絆創膏のようなものを、背中に貼ります。かぶれる可能性のある物質を絞り込むため、事前に医師が問診を行います。
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✅48時間後に一度目の判定
アレルゲンを貼ってから、約48時間後に一度目の判定を行います。絆創膏をはがし、貼っていた部分の皮膚の赤みや腫れ、水ぶくれなどを医師が確認します。この間、入浴や激しい運動は控えます。
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✅72時間後以降に最終判定
さらに、72時間後や1週間後など、数日経ってから最終的な判定を行います。アレルギー反応は時間が経ってから現れることもあるため、複数回の観察が必要です。
🟡パッチテストでわかること🟡
パッチテストは、主に以下のようなケースで役立ちます。
・化粧品:化粧水、ファンデーション、シャンプーなど
・金属:ピアス、ネックレス、時計など
・医薬品:貼り薬、塗り薬など
・その他:ゴム、毛染め剤、洗剤、植物など
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特定の物質に対するアレルギーが分かれば、その物質を避けることで肌トラブルを予防することができます。
🔴注意点🔴
実施できる時期:皮膚炎がひどい時や、ステロイド剤などの薬を使用している場合は、正確な判定ができないことがあります。医師と相談して、適切な時期に行いましょう。
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反応の出方:テスト中はかゆみや赤みが出ることがありますが、これはアレルギー反応を調べるためのものです。あまりにもつらい場合は医師に相談してください。
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当院では、火曜日か土曜日で行っております。その後、2日後、3日後、7日後に診察が必要です。
気になる方は一度ご相談下さい。
2025年10月1日 カテゴリー: 保険, 皮膚の病気
こんにちは😊😊
岐阜市、各務原市から近い岐南町にある
皮膚科、美容皮膚科
ぎなん皮ふ科クリニックの
事務スタッフの河合です。
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巻き爪、陥入爪(かんにゅうそう)
の治療について
巻き爪と陥入爪の違い
巻き爪は、
爪の両端が内側に丸く巻いてくることです。
陥入爪は、
爪の角が皮膚に刺さって炎症や膿んでしまう症状です。

どちらも爪の切り方で症状を緩和することができます。
爪の両角を深く切らないようにして
爪の角を指から少し出るくらいに爪切るのがおすすめです。
切り過ぎてしまう方は
爪やすりで削って整えれば切り過ぎてしまうことは避けられると思います。

皮膚に爪が食い込んで腫れてしまい痛みが出てくることがあります。
テーピング法という処置で
痛みを和らげることができるため
爪が伸びてくるまではその処置をして痛みを和らげましょう。
①伸縮性テーピングを準備
1センチ幅を5センチぐらいに切る
②爪の食い込んで痛みのある角の皮膚のところからテーピングを貼る
③テープを指の付け根側に斜めに引っ張りながら足の裏側に回して貼る
それでも毎回、腫れたり痛みが出てしまう方は手術などをすることもできます。
手術とはならないように、
爪の切り方やテーピング法など活用して痛くならないようにしましょう。
2025年9月23日 カテゴリー: 保険, 皮膚の病気
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こんにちは☺️岐阜市・各務原市からもアクセスしやすい岐南町にある皮膚科専門医による皮膚科・美容皮膚科🏥ぎなん皮ふ科クリニック 看護師の熊谷🧸です。
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本日は【帯状疱疹】についてお話しします。
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🔹 帯状疱疹とは?
身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みが出て、その後に赤い斑点や小さな水ぶくれが帯状に現れる病気です。
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🔹 原因
帯状疱疹は「水痘・帯状疱疹ウイルス」というヘルペスウイルスの一種によって起こります。
水ぼうそうにかかったことのある人なら誰でも発症する可能性があり、日本人成人の90%以上にこのウイルスが潜んでいるといわれています。
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🔹 発症のきっかけとリスク
加齢・疲労・ストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症します。
重症化すると、目や耳の症状、顔面神経麻痺などの後遺症が残ることもあります。
特に50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を経験するといわれています。
また、50歳以上で発症した方の約2割は、3ヶ月以上痛みが続くこともあります。
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🔹 予防方法
50歳を過ぎたら帯状疱疹の予防接種を受けることができます。
過去に帯状疱疹になったことがある方でも、ワクチンを接種することで再発を防ぐ効果が期待できます。
少しでも帯状疱疹を疑う症状が出た方、またワクチン接種をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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#帯状疱疹 #帯状疱疹ワクチン #シングリックス #ビケン
2025年6月9日 カテゴリー: 保険
☀️こんにちは☀️
岐阜市、各務原市から近い岐南町にある
皮膚科、美容皮膚科の ぎなん皮ふ科クリニック
看護師の高須です🌛
本日は「水虫」について
お話させていただきます☺️
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「水虫(みずむし)」は、医学的には「足白癬(あしはくせん)」と呼ばれる、カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が足の皮膚に感染して起こる病気です。
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🟡主な症状🟡
水虫の症状は、そのタイプによって異なりますが一般的には以下のような症状が見られます。
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👣趾間型(しかんがた): 足の指の間(特に薬指と小指の間)に多く見られ、皮膚が白くふやけたり、赤くただれたり、皮がむけたりします。強いかゆみを伴うことが多いです。
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👣小水疱型(しょうすいほうがた): 足の裏や土踏まず、足のふちなどに小さな水ぶくれ(水疱)ができ、激しいかゆみを伴います。水ぶくれが破れると、皮がむけてきます。
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👣角質増殖型(かくしつぞうしょくがた): かかとを中心に足の裏の皮膚が厚く硬くなり、乾燥してひび割れることがあります。かゆみはほとんどないこともあり、乾燥によるひび割れと間違えやすいです。
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また、水虫は足だけでなく、爪に感染する「爪白癬(つめはくせん)」や、手に感染する「手白癬(てはくせん)」、体の他の部位に感染する「ぜにたむし(体部白癬)」などもあります。
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🔴原因と感染経路🔴
水虫の原因は、白癬菌というカビの一種です。白癬菌は皮膚の角質層にある「ケラチン」というタンパク質を栄養源として増殖します。
感染経路としては、主に以下のようなものが挙げられます。
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✅直接接触: 水虫の人の皮膚に直接触れることで感染します。
✅間接接触: 水虫の人が素足で歩いた床、バスマット、スリッパなどを介して、白癬菌が付着し感染します。特に、不特定多数の人が利用するロッカールーム、シャワー室、プールなどの湿気の多い場所では感染しやすいです。
✅高温多湿な環境: 白癬菌は高温多湿な環境で増殖しやすいため、靴を長時間履いているなど、足が蒸れる状態が続くと感染リスクが高まります。
✅皮膚の傷: 足に小さな傷や湿疹などがあると、白癬菌が侵入しやすくなり感染リスクが高まります。
白癬菌が付着しても、すぐに感染するわけではなく、通常24時間以上かけて皮膚の角質層に入り込むことで感染が成立します。そのため、こまめに足を洗い、清潔に保つことが予防につながります。
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🟠治療法🟠
水虫の治療は、主に抗真菌剤というカビの増殖を抑える薬を使用します。
* 外用薬(塗り薬): 症状が足の皮膚にとどまっている場合、症状が治まっても、白癬菌が残っている場合があるので、医師の指示に従って塗り続けることが重要です。
* 内服薬(飲み薬): 外用薬では効果が低い場合や、爪白癬、角質増殖型水虫など、症状が重い場合や広範囲に及ぶ場合には、内服薬が処方されることがあります。
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自己判断で治療を中断すると再発しやすいため、医師の指示に従って治療を続けることが大切です。また、他の皮膚疾患と見分けがつきにくい場合もあるため、正確な診断のために皮膚科を受診し、顕微鏡検査などで白癬菌の有無を確認することが推奨されます。
気になる症状がありましたら、お気軽に受診してください🏥