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クリニックブログ

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カテゴリ「皮膚の病気」のブログ記事

皮脂欠乏性湿疹

2025年11月12日 カテゴリー: ,

こんにちは☀️ 岐阜市、各務原市から近い岐南町にある 皮膚科、美容皮膚科の ぎなん皮ふ科クリニック 看護師の高須です🌛

急に寒くなり、乾燥から身体が痒くなりませんか?!今日は、

🧴 皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)についてお話させて頂きます ✨

​😥 原因は「カサカサ」と「バリア崩壊」

  ​皮脂欠乏性湿疹は、冬の乾燥 🌬️ や、年齢を重ねること👴🏻👵🏻などで、お肌を守る皮脂やセラミドが減ってしまうことが原因です。皮膚のバリア機能🛡️が壊れ、まずカサカサ肌(乾皮症)になります。

 

​🚨 症状は「かゆみ」と「赤み」

​カサカサが進むと、空気中の刺激がお肌の奥まで入り込みやすくなり、強烈な⚡かゆみが発生します。かゆくて掻いてしまうことで、炎症が起きて赤み🔴やブツブツ🔴(湿疹)になってしまうのです。この悪循環が皮脂欠乏性湿疹です。

​特にできやすい場所: すね🦵、太もも、背中、脇腹など。

​✅ 解決策と予防の3つの柱

    ​💊 治療: 炎症を鎮めるステロイドと、潤いを補給する保湿剤🧴をしっかり使う。

​💧 保湿: お風呂上がりなど、肌が清潔なうちに全身にたっぷりの保湿剤を塗るのが鉄則!

​🛀 入浴の注意: 熱いお湯(40℃以上🔥)や体をゴシゴシ洗う行為は、皮脂を奪うためNG🙅‍♀️。ぬるめのお湯で優しく洗いましょう。

かゆみが強すぎる場合は、遠慮せずに皮膚科🏥で相談してくださいね。    

水いぼ

2025年11月11日 カテゴリー: ,

こんにちは☀️ 岐阜市、各務原市から近い岐南町にある 皮膚科、美容皮膚科の ぎなん皮ふ科クリニック 看護師の高須です🌛

​💧 水いぼ(伝染性軟属腫)についてお話させて頂きます。  

  ​水いぼは、伝染性軟属腫ウイルスが原因で起こる皮膚の感染症で、特に幼児や学童期の子どもによく見られます。

 

​【症状】

皮膚と同じ色かやや白っぽい、直径1〜5mm程度の小さな丸い盛り上がり(いぼ)ができます。表面はつるつるとして光沢があり、大きくなると中心が少しへこむのが特徴です。通常、かゆみや痛みはありません。

​【感染経路】

主に皮膚との直接接触でうつります。タオル、衣類、ビート板、浮き輪などの共用を介して感染することもあります。皮膚のバリア機能が低下しているアトピー性皮膚炎のお子さんは感染しやすい傾向があります。

​【治療・経過】

水いぼは基本的に良性の疾患で、半年から数年以内に自然に治ることが多いです。そのため、自然治癒を待つことも多いですが、数が増えすぎたり、他の人にうつすのを防いだりするために、専用のピンセットでつまみ取る、液体窒素で凍結させるなどの治療が行われることもあります。

 

​【予防のポイント】

  ​✳️皮膚を掻き壊さないようにする(掻くとウイルスが広がり、いぼが増える原因になります)。   ​✳️適切なスキンケアを行い、皮膚のバリア機能を保つ。  

​✳️タオルや衣類を共有しないように配慮する。

気になる症状がございましたら診察へお越しください🏥

             

掌蹠膿疱症

2025年11月7日 カテゴリー: ,

こんにちは☀️ 岐阜市、各務原市から近い岐南町にある 皮膚科、美容皮膚科の ぎなん皮ふ科クリニック 看護師の高須です🌛  

 本日は掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)についてお話させて頂きます。

  ​掌蹠膿疱症は、手のひら(手掌)と足の裏(足蹠)に、膿(うみ)を持った小さな水ぶくれが繰り返しできる慢性の皮膚病です。  

​💡 どんな病気?

​症状: 赤みのある皮膚の上に、無菌性の小さな膿疱(うみのふくろ)がたくさんできます。膿疱はしばらくすると茶色くなり、皮がむけてかさぶた(痂疲)となって落ちます。このサイクルを繰り返します。

​特徴: 膿疱の中身は、細菌が原因ではないため、他人にうつる(感染する)ことはありません。

​合併症: 約10〜30%の患者さんで、関節や骨に痛み(特に鎖骨や胸の骨の周り)を伴う「掌蹠膿疱症性骨関節炎」を合併することがあります。

 

​❓ なぜ起こる?(主な原因・悪化因子)

​原因は完全に解明されていませんが、以下のような要因が関わっていると考えられています。

​✅最大の悪化因子:喫煙 🚬

​喫煙は病気を悪化させ、治りにくくすることが知られています。

​✅病巣感染

​扁桃炎や歯周病など、体のどこかに慢性的な炎症(感染源)がある場合、それが引き金になることがあります。

​✅金属アレルギー

​歯科金属などがアレルギーの原因となり、発症に関わることがあります。    

​🩺 治療と日常生活のポイント

​✅治療の基本: ステロイドやビタミンD3の塗り薬(外用薬)が中心です。重症の場合は、内服薬や光線療法などが用いられます。

 

​✅最も大切なこと: 禁煙を徹底すること、そして扁桃炎や歯周病など体内の炎症(病巣感染)を治療することが非常に重要です。

 

​✅注意点: 膿疱を無理に潰したり、刺激を与えたりしないようにしましょう。

  ​ 気になる症状がある場合は、一度診察へご相談下さい🏥

口唇ヘルペス

2025年10月28日 カテゴリー:

こんにちは🌞 岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック看護師の高須です🌛 今日は口唇ヘルペスについてお話します💋

口唇ヘルペスとは、唇やその周りにピリピリ、チクチクするような違和感や痒みが生じた後、軽い痛みを伴う水ぶくれができる病気です。 疲れた時や発熱時など、免疫が低下している時に症状がでます。 最近急に寒くなり、体調を、崩す方も多いのではないでしょうか。  

💥原因💥

単純ヘルペスウイルスというウイルスに感染することで起こる病気です。 症状が出ている人の水ぶくれ、唾液、涙液などに接触することで感染します。

💊治療💊

ウイルスの増殖を抑える「抗ヘルペスウイルス薬」の飲み薬や塗り薬を使います。 唇やその周りにピリピリ、チクチク⚡するような違和感が出てきた早い段階での治療が重要です!

🫧注意点🫧

✅かさぶたは取らないようにしましょう。

 

✅人に移さないように、水ぶくれに触れたら石けんを使って手をキレイに洗いましょう。

 

✅タオルやコップは共用しないようにしましょう。

 

✅洗顔料をよく泡立てて、優しく洗いましょう。

 

ピリピリとした症状を感じたら、早めの内服がおすすめです。お気軽に皮膚科へご相談下さい。🏥

ニキビ(尋常性ざ瘡)

2025年10月28日 カテゴリー: ,

こんにちは🌞 岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック看護師の高須です。 今日はニキビについてお話します😌

ニキビのできるきっかけは、皮脂の過剰分泌が原因で毛穴に皮脂が詰まったり、毛穴の出口の角層が厚くなり、毛穴を塞いでしまうことです。それを好むアクネ菌が増え、ニキビになります。  

🌝ニキビのタイプ🌝

角質肥厚:毛穴部分の角層が厚くなり、毛穴が詰まる。また、ホルモンの影響で皮脂分泌が過剰になる。

白ニキビ:毛穴の出口部分が塞がると皮脂がたまり、アクネ菌が増える。皮脂が酸化すると黒ニキビになる。

赤ニキビ:毛穴内に炎症が起こり毛穴周りが赤く腫れる。悪化して、膿をもつと、黄ニキビになる。

⭐ニキビができたときの注意点⭐

・潰さない。(炎症を起こし、化膿する可能性あり)

・過剰な洗顔は行わない。(しっかり泡立て、やさしく洗顔する)

・手で触ったり、刺激を与えない。

・油分を控えめにする。

🌛予防法🌛

・基本は洗顔!余分な皮脂はしっかり洗い流すことです。洗い過ぎると必要な水分、油分を取り去ってしまうので、基本的に1日2回までで十分です。

・しっかり睡眠をとること。

・便秘を避ける。

・アクネ菌は油分をエサにして繁殖します。アクネ菌のエサになりにくいノンコメドジェニックと表示された化粧品を使うほうが、ニキビができにくくなります。

・バリア機能のある正常な角層を維持するために保湿を行いましょう。

いつまでも治らない、炎症や化膿してしまった場合は、治療薬がありますので、皮膚科の受診をおすすめします。

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