2024年2月26日 カテゴリー: 保険
岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック
看護師の黒木です♥︎
今日は、花粉症についてお話しします♪
花粉症とそのメカニズム
私たちの体には、害を及ぼす異物が入ってくると、その異物を攻撃して体の外に追い出そうとする力が備わっています。
鼻に花粉が取り付くことでアレルギー誘発物質が放出され、神経や血管を刺激し症状が発症します。
花粉症の場合は、体が花粉を害のある異物だと誤った判断をしたことにより、免疫反応の一種であるアレルギー反応が起こります。
花粉症の症状は、主にアレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎です。
アレルギー性鼻炎の3大症状は、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり。
アレルギー性結膜炎は、目のかゆみ、充血、涙目などが主な症状です。
花粉症は「国民病」ともいわれ、全国47都道府県を対象とした調査では、日本人の2人に1人が花粉症の可能性があると報告されています。
花粉症でお困りの方は、一度診察へお越しください。
2024年2月22日
こんにちは
岐阜市、各務原市から近い岐南町の
皮膚科専門医による皮膚科、美容皮膚科の
ぎなん皮ふ科クリニック
事務スタッフの國枝です✨
今回は今の季節も気になる
乾燥肌🖐️についてです💁♀️
✅乾燥肌
肌の皮脂や水分が不足して“肌が乾燥している状態”のことで、“ドライスキン”または“乾皮症(かんぴしょう)”とも呼ばれます
全身が常にカサカサしたり、洗顔の後、肌がつっぱったりといった、症状、肌のターンオーバーの乱れ、紫外線、加齢、誤ったスキンケアの影響、洗いすぎによる皮脂の欠乏、乾燥などの刺激によって、皮膚本来のバリア機能が低下し、肌が水分を失った状態です💧
乾燥肌を放置していると、皮膚にあるかゆみの知覚神経が過敏になり、少しの外的刺激でもかゆみや湿疹などの皮膚トラブルが起きやすくなります😥
✅原因
加齢による変化
角層(皮膚表面の細胞層)で、肌の潤いに重要な役割を果たす「天然保湿因子」
セラミドなどの「細胞間脂質」、皮膚の表面を覆って乾燥を防ぐ皮脂の分泌は、加齢とともに減少していきます。
肌への刺激
空気の乾燥や寒冷、衣類による摩擦などの刺激、紫外線によるダメージなどが加わることで、皮膚表面の乾燥が進みます。
皮膚の洗いすぎこすりすぎ、熱いお湯での入浴や不規則な生活、ストレスなども、乾燥肌を助長させます💦
✅症状
➡️皮膚のつっぱり感やかさつき
白く粉が吹いたようになることも
皮膚のバリア機能が低下することで、刺激物質が容易に入り込みやすくなり、かゆみを伴う
特に乾燥しやすいのは、もともと皮脂の分泌が少ない脛、膝、手の甲
角層の厚いかかと🦶
頬や目周り、口周り、唇
✅対策
*角層を傷つける、皮脂を除去しすぎる習慣を見直し、正しいスキンケアを行う
*皮脂のコーティングを壊さないように、泡でやさしく洗ってよくすすぐ。水仕事をする時は、ゴム手袋を活用するなどして、肌のバリア機能を守る
*入浴や水仕事の後は5分以内に保湿剤を塗る
*空気が乾燥しがちな冬場は、部屋を加湿する
*紫外線対策をしっかりと行い、肌へのダメージを防ぐ
乾燥が気になる方は
一度ご相談くださいね💁♀️
2024年2月22日
岐阜市、各務原市から近い岐南町の皮膚科専門医による皮膚科、美容皮膚科のぎなん皮ふ科クリニック
看護師の黒木です♥︎
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✦帯状疱疹とは✦
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帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが引き起こす皮膚の病気です。いわゆる「水ぼうそう」にかかった後、水痘・帯状疱疹ウイルスが私たちの脊髄や脳神経(三叉神経)などの神経に潜んでじっとしています。
そして、体の免疫力(抵抗力)が低下したとき、神経に潜んでいたウイルスが暴れだします(これを「再活性化」といいます)。
再活性化したウイルスは、脊髄や脳神経から左右いずれか一方の痛みなど感覚を伝える知覚神経に沿って進展します。
このとき、皮膚や末梢神経が障害されるため、体の片側に帯状に小さな水ぶくれなどの皮膚症状や神経痛が生じます。
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✦症状✦
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顔面、体幹、四肢など体の左右いずれかの片側に帯状に小さな水疱などの皮膚症状が生じます。
このとき、皮膚症状のある部位に痛みを伴うことが多いです。皮膚症状と痛みが同時に出現すれば帯状疱疹と気づくことができますが、中には皮膚の症状が全くなく痛みだけが先行することがあります。
皮膚症状のほかに発熱(ひどいときは39度以上出ることもあります)、肝臓・腎臓など臓器障害、頭痛・神経痛など様々な全身症状がみられます。
これらの全身症状のうち、神経痛を生じる頻度が高く、皮膚症状が治った後でも長期間痛みが続くことがあり注意が必要です。
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✦診断✦
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小さな水疱が帯状に分布している皮膚症状がみられれば帯状疱疹と診断されます。
皮膚症状だけで診断が困難な場合、水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した表皮角化細胞の有無を調べるツァンク試験や水痘・帯状疱疹ウイルス抗原検査薬を用いた検査が行われます。
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✦治療法✦
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♛バラシクロビル
♛ファムシクロビル
♛アメナビル
など抗ウイルス薬の内服
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♛アシクロビル
♛ビダラビン
などの抗ウイルス薬の点滴による治療が行われます。
帯状疱疹関連痛は、侵害受容性疼痛、神経因性疼痛、心因性疼痛の3つの疼痛が様々な割合で合わさったものと考えられています。
侵害受容性疼痛は、ウイルスが神経を進展していく過程で炎症により神経が障害されて生じる痛みであり、急性期に生じる痛みに占める割合が高いと考えられています。
この侵害受容性疼痛に対する治療では、非ステロイド性抗炎症薬の内服が有効です。
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神経因性疼痛は、急性期を過ぎても残る痛みに占める割合が高いと考えられています。
帯状疱疹後神経痛といわれていた痛みの多くが神経因性疼痛と考えられます。
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帯状疱疹に伴う痛みとして、心因性疼痛があります。
同じ痛みであっても心理的に痛みを強く感じてしまう可能性があります。
患部を温めて血行を良くすることも有効とされますので、お風呂で体を温め気分をリラックスさせることも良いかもしれません。
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気になられる方は、診察へお越し下さい。